コロナのせいで会えなくなった祖母に花を贈った話

皆さんは、もし家族と会えなくなったらどうしますか?

お世話になった親や祖父母に、ある日突然会えなくなる。正直、不安になりますよね。私も不安でいっぱいになりました。

そんな中、私がやった事は2つ。電話をする事と、花を贈ることでした。

これは、現在進行系で私の家族に起きている体験談です。

コロナのせいで、祖母と会えなくなった話

「4月末まで、ご家族の方であっても面会不可になります」

老人ホームから面会不可の通知が来たのは、新型コロナウイルスの感染者が徐々に増え始めた2月はじめの事だった。

私の祖母は御年87歳。足腰が悪く、糖尿病も患っているため、一人暮らしは限界だということで老人ホームに入ることに。

最初は渋っていたものの、友人も出来たようで、楽しく過ごしていた。

そんな折、このコロナ騒動が起きた。

このウイルスは高齢者や持病持ちの人間に致命傷を与える特性があるらしく、老人ホームで感染が拡大した場合は大変な事になることは火を見るより明らか。

なので「家族であっても面会不可」の処置は、強烈なロックダウンだが致し方ないものだった。

今まで一ヶ月に一回は面会に行き、近況を報告していたのだが、それもしばらくは無理そうだ…。私と家族は、せめて電話で近況を連絡しようと定期的に電話をかけることにした。

といっても、私達も外に出てないので話題も少なく

「桜が咲いてるよ」
「相撲が無観客なんて初めてだね」

みたいな短い会話をすることしか出来なかった。

老人ホームのロックダウンから1ヶ月経過した3月下旬。

「誰とも会えないっていうのは、辛いねえ」

おばあちゃんがポツリと弱音をはいた。

その日の夜、私は夢を見た。子供の頃の夢だ。小学生の時、私は学校が終わった後に祖母の家に立ち寄ることが多々あった。

祖母の家に常備されている柿の種を寝転がりながら食い、テレビでガンダムSEED(世代がバレる)を見るという、今考えるとしょーもない来客者な私だったが、祖母はいつも笑顔で迎えてくれた。

立ち寄ったついでに夕飯をご馳走になり、家に「おばあちゃんちで食べる」と電話して、納豆とご飯と味噌汁、そして漬物とアジの開きを食べていた。ザ・おばあちゃんのご飯といった並びで、私はそれが大好きだった。

なぜ今になって20年も前の事を思い出したのか?

熟考した結果、私は心の何処かで「おばあちゃんと、もう二度と会えない可能性」を感じてるんだな、という事に気づいた。

もう二度と会えない。そんな恐ろしい事を想像したことが今まであっただろうか?

だが今の状況では想像せざるを得ない。いや、想像しなくてはならない。

今回のコロナウイルスは高齢者と持病持ちを刺す。そしてコロナで亡くなった場合、感染防止のために即火葬が行われる。もちろん入院中の面会など不可能。

つまり、対面することなく骨になってしまうということだ。

私はゾッとした。

私はまだ祖母に恩を返せていない。ようやく仕事も落ち着いてきて、ゆっくり話をする時間が作れるようになったのに。

「親孝行したいときには親はなし」というが、面会謝絶の今になって、その言葉を噛みしめる事になるとは。

私に何が出来るだろうか。必死で考えた。考えた結果、花を贈る事にした。

 

「隔離生活を少しでも華やかにするために、せめて花で部屋を飾ろう」

そんな言葉を、どこかの海外記事で見かけたからだ。

生の花は大変だろうと思ったので、プリザーブドフラワー(造花)にする事にした。

ちょうど知り合いのカフェに飾られているハーバリウムという桜をガラス瓶に入れた小物が、今の季節に良いだろう…という事で注文した。

メッセージカードには「また会いに行くよ」と一言そえて。

私が買ったのは、こちらの桜のハーバリウム。行きつけのカフェのマスターから紹介してもらった花屋さんで、すべて店主の手作りで作られているそうだ。

【送料無料】ハーバリウム ‐桜‐(ギフトBox入り)【3.960円】

スズランのハーバリウムと迷ったけど、桜をまだ見れてないという事なので、桜のバージョンを選んだ。送り先は老人ホームを指定して、直接届けてもらう事に。

ホームに電話を入れて、職員さんにプレゼントを届けてもらった。(ありがたい事に、職員さんがダンボールと包みを消毒処理してくれた)

その後、祖母から電話が入り「ありがとう。綺麗な桜だね」と。喜んでもらえたようだ。

私がやった事は、本当に小さなことだ。今まで育ててもらった恩に比べたら、1%も恩返しを出来ていない。

それでも、落ち込んでいる祖母を少しでも元気付けることが出来たのだから、やって良かったと思う。

こんな時だからこそ、恩ある人に贈り物を。

2020年4月5日現在、東京は感染者100人を超え、未曾有の状況に突入しつつあります。イタリアやニューヨークの状況を見るに、決して楽観できる状況ではありません。

自粛と隔離によって家族と会えない環境の今だからこそ、恩ある人に花を贈る良い機会だと思います。もちろん、糖尿病などの食事制限がないのであれば美味しい茶菓子でも良いでしょう。

毎日のように入ってくるネガティブなニュースに、不安を感じている人は多いはず。

だからこそ「贈り物で誰かの不安を取り除く」という行動を起こすのがオススメです。

私はプリザーブドフラワーのインテリアを選びました。造花なので世話もいらず、大きさも手頃で邪魔になりません。華やかなインテリアは不安を和らげるのにピッタリです。

感染の波はいつか収まる。けれど、その間に感じる不安は心を蝕む。その蝕みを止める事こそ、素人の我々でも出来る最善のウイルス対策だと私は思います。

最後に、参考までに私がプレゼントに検討した商品を並べておきます。すべて造花なので水やりは必要ありません。

ハーバリウムのスズランバージョン。

【送料無料】ハーバリウム ‐スズラン‐(ギフトボックス入り)【3,960円】

ポプリキューブ。手のひらサイズのインテリアです。

これもカフェで実物を見て「良いな」と感じた作品です。

【送料無料】【プリザーブドフラワー】ポプリキューブ【4.980円】

混乱が続く2020年ですが、気持ちだけは負けないよう頑張りましょう。こんな時こそ、団結です。