今回は『今日は社畜祭りだぞ!』というサイトを無料コンサルしたいと思います。
(本人に許可を頂きました)
転職アフィリエイトのコンサルなので、転職ブログをやっている方も参考になると思います。
運営者は、『ブログを収益化したいなら成功者に学ぼう』の記事でも紹介しているヒトデさんという方です。
ヒトデさんは、メインの雑記ブログである『今日はヒトデ祭りだぞ!』のサブブログとして、外注の寄稿記事のみで構築された社畜祭りを立ち上げました。
現在は100記事。アクセス数は1日3000~5000PVと、順調に成長しているようです。
社畜祭り、9割以上寄稿で目標どおり8月までに100記事出来た。
PVとか度外視で、100記事入れてから考えようと思ったけど既に何故か10万PVくらいある。ありがたい問題はクソ赤字をどうマネタイズしていくか。月5~10万くらいで純広告出したい人とかいないっすか(雑) pic.twitter.com/1PiyE9mjBX
— ☆←ヒトデ@ブロガー (@hitodeblog) September 1, 2017
しかし、彼のツイートにもある通り、収益化の面では、まだまだ赤字運営が続いているようです。
今回は、そんな社畜祭りの無料コンサル(サイトレビュー)を行います。
最初に言っておきますが『やや辛口』です。
目次(もくじ)
社畜祭りの差別化要素について
社畜祭りのコンテンツは、ざっくり言うと
『ブラック企業からの脱出体験談』
がメインになっています。
寄稿者は匿名ではなく、実際にブログやTwitterアカウントを持っている方のみ…という点が、他サイトとの差別化になっていますね。
しかし、私はこの差別化が強みになっているとは考えていません。
もちろん、寄稿者のブログ・SNSとの相互リンクでドメインパワーを強化出来ますし、SNSの拡散効果も期待出来ます。
しかし、検索からやってきたユーザーは『寄稿者の素性よりもコンテンツ』を重要視します。
つまりメインになるのは寄稿者そのものではなく『寄稿者の書いた文章、記事』になります。
極端な話、コンテンツがつまらなければ、誰が書いていようと離脱されてしまいます。
社畜祭りでは、ブロガーの方が多く投稿していますので、文章は手慣れた形になっています。
しかし、コンテンツに唯一無二の強みがあるかというと、微妙な所です。
ブラック企業からの脱出体験談というのは、良くも悪くも似通ってしまう所があるので、よほど寄稿者に個性や濃いエピソードが無いと『読み応えが似たり寄ったり』になりがちです。
体験談というのは、ありきたりな内容になると、途端にユーザーの滞在率が悪くなります。
社畜祭りの記事は、下記のような構成の記事が多いですね。
1:私の勤めていた企業はこんなにブラックだった!
2:辞めた後はこんな気持ちになった。
3:皆も我慢せずブラック企業はさっさと辞めよう
この形式で書いているサイトは存外多く、それなりに読み応えがないとライバルサイトとの競合になります。
『ブラック企業を辞めた体験談』がサイトのカテゴリの一部であれば良いのですが、それがメイン or それだけのサイト、になってしまうと『退職の体験談サイト』になってしまい、収益化や差別化が難しいのでは? と感じました。
実は、上記の印象は社畜祭りのサイト発足当時から感じていた事で「ちょっと厳しいんじゃないか?」と思っていましたが、アクセスは順調に上がっているようなので、私の杞憂だったのかもしれません。
ただ、個人的には現在の退職体験談を集め続けるだけでは、マネタイズで苦しむのでは? と思います。
その理由は次項に続きます。
辞めた後のアクション(転職)までリーチ出来ていない
『ブラック企業を辞めた体験談』
『ブラック企業を批判する記事』
といったコンテンツでは、ユーザーが辞める or 辞めようかな…と感じる所まではリーチ出来ていますが、その先の転職というアクションまではリーチ出来ていません。
AdSenseにせよ、転職のアフィリエイト広告にせよ『クリック or 無料登録』という所までユーザーを引っ張らないと収益化は難しいです。
記事読了後、離脱されて「転職 やり方」などで検索して、別サイトの広告から登録してしまう…といった流れになってしまうと辛いですね。
失業保険や転職サイトの存在を知らないユーザーもいるでしょう。
転職サイトの存在は知っていても、具体的にどう使えばいいのか、メリットはあるのか…といった情報が不足していて、利用を躊躇しているユーザーもいるでしょう。
そういったユーザーは、ブラック企業退職体験談の記事を読んだあと、仮にAdSense広告に転職サイトの広告が出ていてもクリックしないと思います。
そこで、体験談を読んだユーザーが「辞めようかな」と思った後に読むであろうコンテンツを作り、そこに内部リンクを投げる or 記事下でさっさと転職サイトに登録を促してしまった方が、収益効率は良くなると思います。
やや広告のゴリ押し感が出てしまいますが、ユーザーは強めに押さないとアクションをしません。
現在の社畜祭りは、どちらかというと広告控えめなので、マネタイズが上手く回らないのかな~と感じます。
私だったら
「転職は怖くないよ」
「転職サイトはこう使うと便利だよ」
「転職サイトを使うメリットはこんなにあるよ」
「失業保険もあるから辞めても詰まないよ」
「在職中でも転職サイトは使えるよ」
「有給休暇を取って転職するという手もあるよ」
など、考えられる限りの選択肢を提示して、転職に対するハードルを下げて転職サイトにコンバーションさせます。
ここらへんは、弱気に攻めずゴリ押しで攻めます。
ヒトデさんがやると信用が云々と言われるかもしれませんが、2歩手前、1歩手前のユーザーはそれくらい強く押してあげないと行動しないんじゃないかな~と思っているので、私なら誰に何と言われようとゴリゴリのゴリ押しでユーザーを広告にスラムダンクします。
ともあれ、社畜祭りは…
コンバーション2歩手前のユーザーにはリーチ出来ているけど、1歩手前のユーザーにはリーチ出来ていない、といった感じですね。
ここを改善出来れば、マネタイズは伸びると思います。
転職体験談や転職ノウハウ記事を増やす
ブラック企業を辞めた体験談は多いのですが、一方で転職に成功した体験談は非常に少ないです。
あったとしても深掘りが弱く、非常に浅いです。
ブラック企業を辞めたい…と思っている人は、辞めた人の体験談以外に、下記のような情報を求めているのではないでしょうか?
・なぜ転職しようと思ったのか?
・求人を選ぶ時の基準は?
・志望動機をどう書いたのか?
・職務経歴書を書く時に気をつけた点は?
・未経験での転職はどれくらい難しいのか?
・何社に応募して、何社目で内定したのか?
・不採用が続いた時、どう感じたのか。どうモチベーションを保ったのか?
・転職後は、前社と比較してどう変わったのか?
などなど。
上記のような転職体験談+転職ノウハウの記事が充実していけば、コンバーション2歩手前の顧客の背中を押して、転職サイトなりAdSense広告にシュートする事が出来ると思います。
また、転職ノウハウ記事を書いて、ブラック企業を辞めた体験談から内部リンクで回せば、転職ノウハウ記事のSEOが強くなり、よりCV率の高い転職関連のキーワードを取ってマネタイズ効率を上げる事が出来ると思います。
転職ノウハウ記事は転職体験が無くても書けます
転職ノウハウ記事ですが、転職の指南本を読むなり、転職サイトにインタビューしに行くなりすれば転職経験が無くても基本的には書けます。
ただ「転職経験が無いのに転職ノウハウを書くのはどうなの?」という批判があるかもしれません。
私は読みやすくノウハウがまとまっていれば別に良いと思いますが、ここらへんはヒトデさんの判断にお任せします。
ヒトデさんの人脈を活かして、転職経験者に片っ端からインタビューして、ヒトデさん自身が再構築する…といった方式でも良いかもしれません。
可能であれば転職成功者に職務経歴書を見せてもらって、それを記事にするのも良いでしょう。
転職ノウハウ記事は、外注に任せるよりも自身で書いた方が良いと思います。
恐らく、転職ジャンルでマネタイズするなら、一番力を入れなければいけないコンテンツになるので、外注に頼むならば妥協せず熟練ライターに依頼する必要があるでしょう。
競合も激しいので、中途半端なコンテンツでは上位は取れません。
『自身で経験のないジャンルを勉強して、濃厚なコンテンツを網羅する』というのは一番苦しい所だと思いますが、マネタイズする以上、茨の道は避けては通れないと思います。
純広告でマネタイズするなら転職アフィリエイトサイトが狙い目?
純広告でマネタイズするなら、いっそ転職アフィリエイトサイトを運営しているオーナーに掛け合ったほうが早いと思います。
社畜祭りに不足している転職ノウハウを、あえてライバルである転職アフィリエイトサイトに任せる…というスタンスです。
アクセス数やSNSのパワーもありますし、固定バナーが欲しいサイト運営者はいると思いますよ。
ただ、そうすると大きく稼ぐことは難しくなるので、私なら自社で転職ノウハウ記事を作って収益化します。
転職キーワードで順位が取れるようになれば安定する
社畜祭りの弱点は、やはり2歩手前のユーザーしか呼び込めてない点です。
しかし、ドメインは強くなっているので、転職に役立つコンテンツを充実させて1歩手前のユーザーを拾えるようになれば、転職サイトの広告やAdSenseも上向いて、一気に収益化が進むと思います。
特に、転職サイトの広告は特別単価が出ると大きく伸びるので、積極的に特別単価を狙っていきましょう。
何社も紹介するより、2社~3社に絞った方が良いと思います。その方が、獲得ユーザーが一部の案件に集中するので特別単価が通りやすいですよ。
分散してしまうと、特別単価が通るまでのタイムロスが大きいですし、中には条件の悪い広告主もいますからね。
転職以外にフリーランスを勧める事も出来ますよ
これは蛇足ですが、会社を辞めたいと感じている人に
「フリーランスになろうよ!」
「僕はブログやアフィリエイトでこんなに稼いでいるよ!」
といってフリーランスを勧める事も出来ます。実績がある以上、そういったリーチをしてnoteなりサロンなり有料コンサルなりに呼び込んで収益化を図る事も出来ます。
この手法は賛否両論あるのでオススメはしませんが、ユーザーのニーズ(会社辞めたい、社畜辞めたい、上司や先輩に縛られたくない、楽に稼ぎたい)を考えると、そういうアプローチも出来てしまうよ…という話でした。
転職サイトに誘導したいなら、逆にフリーランスや自営業の厳しさを説いて、サラリーマンのメリットを前面に出して転職を促します。
文章や内部リンク1つで、人は運営者の思うように誘導されてしまうのですから、広告って怖いですね。
でも、アフィリエイトで稼ぐ以上、しっかり考えておかないといけないトピックなので、誘導・導線は意識しておいた方が良いと思います。
最後は余談になりましたが、以上です。
転職アフィリエイトに関しては、私もメインジャンルの1つとして取り組んでいます。
こちらのメールコンサルでも、mintoさんの転職ブログをコンサルしています。サンプルは無料で見れるので、ぜひこちらも参考にして下さい。
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