株で800万損した私が考える株式投資の危険性とリスク管理の重要性

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こんにちは。クロネコ屋です。

この記事に到達したという事は、株式で損をしてしまったのですね?

含み損が増えて、泣く泣く損切りした時の、あの辛い気持ち…よく分かります。なにせ私は800万もの大金を株で溶かしてしまった愚かな男ですので…

今回は資産運用について…主に私が株で大損した時のことを書きます。

株式投資の体験談というと儲かった体験談が多いですが、あえて生き恥を晒す覚悟で、大ポカをした話をお伝えします\(^o^)/

※:このお話の時系列は2015年~2016年頃になります。

さて、資産運用って言葉、皆さんも興味があると思います。

特に2015年はアベノミクスで日経平均株価が2万近くまで上昇するなど、チャイナショックやギリシャショックなどがあったものの、基本的に株を買っておけば誰でも儲かるご祝儀相場でした。

しかし、甘い夢は続かず、年初から大暴落の連続。

2月には日経平均株価が14000円台に突っ込み、回復してきたと思ったらイギリスのEU離脱で15000円台に。

我らの年金GPIF砲のゴリ押しでなんとか17000円台に戻したものの、2016年の日本株式は大荒れの天気で動いています。

さて、本題である資産運用、および株式投資について。

銀行金利がほぼ0%の今、年利5%以上が狙える株式投資は魅力的に見えますね。

mixiやガンホーなど、テンバガーと呼ばれる10倍株を掴めば一気に資産が10倍。
一般的な株でもアベノミクス前に買っておけば2倍になっていました。

「こんな儲かる資産運用、やらないほうが損だぜぇ?」

と言われて株式投資を始めた人も多いでしょう。

しかし、株式投資には大きなデメリットが潜んでいます。

今回は株で800万損した私が株式投資の危険性と、リスク管理の重要性について紹介します。

長期投資が安定?精神的には不安定になります

株式投資でよく言われているのは

「長期投資が一番だよ」

というアドバイス。

確かに、投資の世界で長期投資が一番効率的なのは分かります。

実際、米国株などは時間と共に右肩上がりで成長しているので、途中、リーマンショックなどの暴落で含み損を抱えても、持ち続けていればプラスになったでしょう。(日本で買うと為替リスクがあるので為替も影響しますが…)

米国株の有名な株式指数であるS&P500のチャートを見れば、暴落時を除いて、現在まで右肩上がりなのが分かります。

▼ S&P500平均株価長期チャート

しかし、日本株はどうでしょうか?

バブル期の日経平均株価3万円ラインを最高値に、そこからは激しく上下する展開が続いています。

▼ バブル崩壊後のTOPIX株式指数の推移

もしバブル期に株を買ってしまったら、今でも塩漬けということになります。
配当を考えても大損は間違いないでしょう。

個別株では右肩上がりの株もあるので一概に全部損とは言いませんが、もし安定株と言われていた東京電力に投資していたら…?

このように、日本株は必ずしも長期投資で報われる訳ではありません。

特に、日本はこれから人口が減っていき経済力が危ぶまれているので、非常に不安定な展開が続くと思われます。

米国株なら安心?そうとは限らないのが株の怖さ

ジグザクで伸び悩んでる日経平均株価ではなく、長期的に伸びている米国株を買えばいいんだ!

と思った方もいるかもしれません。

しかし、米国株といえど安心ではないのが、株の怖い所。

例えば、2000年~2009年は株式にとって史上最悪の9年と言われています。10年の間にITバブル崩壊とリーマンショックという2つの暴落が起こり、米国株式(S&P500)のリターンは年率0.3%という結果に終わりました。

2000年に米国株を買って、じーっと耐えて9年後に大暴落。9年持って、増えたお金は年0.3%。もちろん、その間、含み損の期間もあるので精神的な辛さはハンパじゃありません。

これじゃ、やってられないですよね。

そもそも長期投資は難しい!

長期投資は非常に難しいです。

人というのは、どうしても「含み益・含み損」が出ると、つい利益確定や損切りをしてしまいます。

「これだけ上がったんだから一旦売ろう」
「これ以上下がるのを見てられない!一旦売ろう」

こんな風に、目先の損益に目がくらんで、短期トレードになってしまいがちなのです。

特に上下が激しい日本株では、この傾向が強く、さらに言えば大金を投資している人ほど揺さぶられます。

短期トレードで個人が勝てる確率は10%と言われています。
一部のトレーダーを除いて、個人投資家は最終的に損する人が多いのです。

資産運用で増やすぞ! という目的だったのに、いつの間にか「株で稼ぐ」「損失を取り戻す」とやっきになってギャンブル化してしまう現象は珍しいものではありません。

だったら、銀行に預けといた方がまだマシですね。

株式投資で大損した私のケーススタディ

私も、その愚かなスパイラルにはまった一人です。

私は2015年、アベノミクス真っ盛りに株式投資をスタートしました。

最初に購入した株は「ピジョン」「モノタロウ」「アルソック」「オリエンタルランド」です。

どれも東証一部銘柄ですね。

最初は順調に上がっていき、1ヶ月でプラス5%~10%になって「ちょっと利益確定しておくか」と売却。

まだまだ上がっていったので「やっぱり買い直すか」と再度購入。

チャイナショック到来。

マイナス15%くらいで「これはヤバイ。アベノミクス崩壊だ。売らないとヤバイ」と焦って損切り。

チャイナショック後、年末にかけて再び上昇。

「やっぱりアベノミクス終わってなかった!」

と再度購入。

年が明けて、年初から大幅な下落の連続。
いつになったら上がるの? というくらい、毎日ガンガン落ちていく日経平均株価。

顔が真っ青ですよ。
慌てて売却。その後もあれよあれよと落ちていき、2月12日にとうとう14000円代に突入しました。

何を思ったのか、そこで思い切って三井住友銀行の株とトヨタの株を購入。

2月12日を底に、その後、日本株は回復。

この頃になると慣れてきて、ダブルインバース(日本株が下がると上がるETF)などを駆使して100万単位で儲けました。

16000円前後でダラダラ動いていた時に、マザーズ市場が爆発。バブルになります。

マザーズ市場は、東証一部に比べて上下が激しく、2倍株、3倍株もガンガン出ていました。

「これからはマザーズだ!」

と、今度は製薬会社の「そーせい」に投資。2万4000円でのジャンピングキャッチ。しかも2000万近くの全力投資。

結果。

そーせいは2万5000前後を天井に下落。EU離脱前の16000円代で耐え切れず売却。

800万以上の損切り。

私は株式投資でトータル800万損をしました。

オシマイです。

今思い返すと、含み損がどんどん増えていく時の恐怖はハンパではありませんでした。

それまでは、なんだかんだでトータルでプラスだったので、欲望を押さえることが出来ず、ハイリスクな全力投資をやってしまいました。

なぜハイリスク・ハイリターンな短期トレードにハマったのか?

文字にしてみると、何でこんな危ない橋を渡ったんだ? と思う人も多いでしょう。

しかし、実際にやってみると株式投資はギャンブル的な魔力があり、儲かれば「もっと儲けたい」と思ってしまいます。

損切りをしても「トータルでプラスだから」と意味不明な楽観論で自分を落ち着けようとしてしまうのです。

また、投資額を増やせば増やすほど、株の値動きが気になって仕事に集中出来なくなります。

含み益を抱えた時は嬉しいですが、それが一転して含み損になると「うわあああああ!なんで俺は利益がある時に売らなかったんだああ!」と頭を抱える事になります。

そして下落が20%、30%になってくると「もう嫌だ、楽になりたい」と、まるで操られたかのように売却してしまうのです。これでは長期投資なんて100%無理です。

自分だけは大丈夫、という心理。損をして辛い…という心理。
まさにギャンブルと同じですね。

ただ…

面白いんですよ。

株式投資をやれば、ギャンブルが面白いと言われている理由が分かると思います。
そして、すってんてんになるまで損をする人が多いのも頷けると思います。

株式投資で800万損した涙の証拠画像

800万損した証拠(笑)はこちら↓ 今見ても吐き気がするぜ!

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そーせいに投資した履歴と涙の損切り。

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皆さんも楽しく株式投資しましょうね。
ちなみに、そーせいと同時期にチラチラ見てた小野薬品の現在の株価はこちら。

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株式投資は沼だってハッキリわかんだね…。

5年~10年持ち続けていれば結果は分かりませんが、株価が上下しても気にしない鋼の心と鉄の意志が無い方は、ハイリスクな株式投資は辞めておいたほうが無難ですよ。

結論:「退屈な投資」をした方が良い

この経験から分かった事は

退屈な投資ポートフォリオを組んで放置するのが一番良い

という、めちゃくちゃシンプルな結論です。いわゆるインデックス投資というやつですね。

個別株と違って、一気に2倍~3倍になったりするロマンはありませんが、世界経済の成長と連動しているので『どの株を買うか選ぶ』という手間がなく、精神的に楽ちんです。

2016年に大損して以降、このスタイルで放置した結果がこちら↓

放置してるだけで含み益が900万を突破しました。金や国債を混ぜているので暴落対策もバッチリ。2020年のコロナ暴落でも、金が値上がりしたので暴落度合いは小さく、余裕で放置できましたね。

退屈な投資をして、投資の利回りは世界経済に任せる。そして自分は労働所得を上げることに集中する。

私にとって、一番しっくり来る投資スタイルはこれだと思いました。

株の値動きを読むのはプロでも大変です。どんなに勉強しても、結局負けて退場していく人はごまんといますし、それじゃ競馬に熱中してるギャンブラーと変わりません。

だったら、

努力が確実に収入アップにつながるブログを頑張った方がええやん!

と私は思います。

以上です。

「ブログは今からでも儲かるの?」と気になってる方は、こちらの記事をどうぞ↓

2021年、今からブログ(SEO)は稼げますか?という質問に対するアンサー
どうも、クロネコ屋です。今日、キメラゴンさんの会議に参加した時に「これからブログやろうと思ってるんですけど、どうですか?」「SEO厳しそうだから、いきなりSNSぶっぱの方が良いですか?」という質問があったので、改めて答えます

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