コインチェックにて、ようやく本人確認が終わったので、仮想通貨デビューしました。
購入した仮想通貨は『DASH(ダッシュ)』です。
通称ダークコイン。
匿名性と取引速度、そして実需、単純にダークコインという元のネームのカッコよさ(?)に惹かれて10枚だけ購入しました。
今回は
・なぜ私がDASHに投資したのか?
・DASHの強みや実用性は?
といった点について、簡単な解説付きで紹介します。
目次(もくじ)
DASHの強み1:匿名性
DASHは「匿名性の強い仮想通貨」というイメージがとても強い仮想通貨です。
ビットコインは、取引がすべて公開されており「どのアドレスから、どのアドレスに送金されたのか?」という点については全て参照できます。
アドレスそのものは個人情報と結びついていませんが、警察やFBIなど司法機関が犯罪捜査をする時は、ビットコインの取引を追えるので匿名性は低いです。
一方、DASH(ダッシュ)は取引を追うのが難しい仕組みになっています。
コインジョイン形式と呼ばれる取引形式を取っており、簡単に言えば「誰が誰に送金した」という情報を一度まぜこぜにして、その混ざったプールの中から送金を行います。
図解すると、下記のような感じですね。
ビットコイン:Aさん → Bさん
DASH:Aさん → 色々な送金情報が混ざったプール → Bさん
かつての串を思い出すような仕組みですね。
海外サーバーをいくつも経由して身元割り出しが出来ないようにするが如く、一度プールを経由して送金されるので、匿名性が高いのです。
DASHはもともと「ダークコイン」という名前でしたが、この匿名性の高さと名前ゆえに「犯罪やマネーロンダリング、脱税に使われる仮想通貨」なんてイメージを持たれる事もあります。
恐らく、そういったイメージを払拭するためにDASHに改名したのでは…
ともあれ、DASHの匿名性の高さは、他のオープンな仮想通貨と違った特徴になります。
「匿名性が高いと、むしろマイナスでは?」
と思う人も多いかもしれません。
ただ、個人的には匿名性が高い=悪とは思いません。
取引を第三者に見られたくない企業や小規模国家のニーズは必ず存在します。もちろん犯罪やマネーロンダリングの可能性も否定出来ませんが、小国や企業のニーズは無視出来ません。
かつて2ちゃんねるが匿名故に流行ったように、匿名性の需要そのものは大きいと思っています。
私がDASHを選んだ理由1:匿名性のニーズは必ずあるから
DASHの強み2:決済速度が速い
ビットコインに比べて、DASHの決済速度は恐ろしく速いです。
ダッシュは公式サイトによると1秒未満で承認が完了するとの事。
ビットコインは、送金速度の面ではかなり実用性が劣ります。
というのも、取引システムの根本であるマイナーによるブロック生成に10分ほどかかるからです。
決済速度が速い仮想通貨は他にもありますので、DASH独自の強みという訳ではありませんが、実用性に期待できます。
米国ではDASHで買える自動販売機が誕生したり、世界で30%シェアのATM運営会社Lamassuと提携するなど、実社会での運用が既に始まっています。
▼ DASHの取扱があるATM(海外)
ビットコインのように決済まで10分かかるようでは、このように電子マネーのような使い方は出来ません。
実需がある…という点をかんがみて、私はDASHを選びました。
私がDASHを選んだ理由2:決済が速く実社会での運用が始まっているから
DASHの強み3:日本での知名度は低いが世界では広まりつつある
$Dash が南米を代表する取引所@BitInkaとのパートナーシップを発表。アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、チリ、コロンビア、ペルー、ベネズエラを含む12か国の人々がDASHにアクセスしやすくなります。南米は送金市場だけでも82億ドルの規模があると推定されています。#ダッシュ #仮想通貨 #暗号通貨 https://t.co/Djs69sSxmX
— とみ三(Samurai33) (@samurai3311) January 8, 2018
DASHの日本での情報の少なさは異常です。
後述しますが、金融庁のホワイトリストに入っておらず、審査結果次第では日本では承認されないかもしれないからでしょうか。
具体的にDASHの情報を発信しているのは、とみ三さんという方くらいでした。
彼のTwitterにもある通り、南米の取引所でもDASHを取り扱い始めており、世界での認知度は上がりつつあります。
DASHの強み4:Apple Storeにウォレットアプリを承認させた
実は、DASHのウォレットアプリはAppleStoreにて一度否認されています。
匿名性の高さ故に、犯罪への利用を考慮しての拒否ですね。
しかし、開発チームがAppleにDASHの意図や実用性を説明し、1年後に承認されました。
匿名性の高さ故にダーティーなイメージがあり、規制されやすそうなDASHですが、Appleを説得出来るほどの説明能力がある点が、強いと思いました。
DASHのリスク、今後の懸念点
ここまで読んだ方なら分かると思いますが、DASHの最大の懸念点は規制です。
国内の取引所では、コインチェックがDASHを扱っていますが、もし金融庁のホワイトリストから外れた場合、国内での取扱が難しくなるかもしれません。
また、他国においても匿名性を理由に何らかの規制が入る可能性もあります。
実用性と需要はあるが、一歩間違えればアンダーグラウンドになってしまうのが匿名性ですからね。
後は、今の価格が適正価格なのか? という点については、誰もが疑問に思う所だと思います。
今後値上がりして、原資抜きが出来れば落ち着いて見れるんですがね…。
ともあれ、私はDASHが実社会にて既に運用され始めているのを見て、リスクはあるが実需はあるだろう…と判断してDASHを10枚買いました。
これ以上は買わないと思います。
仕事があるので、仮想通貨のチャートが気になってしまっては支障が出ますからね。
それに加えて、メインは米国株と米国債権のETFで回しているので、これ以上はぶっ込めないです。
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DASHの購入方法について
DASHはコインチェックで購入出来ます。
コインチェックは身分証明書をアップロードして承認されれば、即入金&取引が出来るので、早く仮想通貨投資を始めたい人にオススメですよ。
私は登録&身分証明書アップロードから2日で取引出来るようになりました。
急ぎの方でも安心です。
今後、DASHを売却する時は記事にしようと思います。
仮想通貨って何? というレベルの人は、こちらでおすすめの入門本を紹介しています。