どうも!クロネコ屋です。
2017年末から一気に加熱した仮想通貨ですが、根本にあるブロックチェーン技術や「一体何が凄いの?社会を変える技術って具体的に何?」というレベルの人も多いと思います。
かく言う私も、仮想通貨を詳しく知る前は『デジタル通貨』という認識程度しか持っていませんでした。
そのため、ビットコインをはじめとした仮想通貨の価格があがっても「バブルだ」としか言えなかった訳です。
確かに、今の仮想通貨市場は『値段が上がるから買う。買う人がいるから値段が上がる』というバブルの体をなしてきています。
しかし、根本にあるブロックチェーン技術や仮想通貨の成り立ち、各国の取り組みなどを調べていくと、興味深く、かつ「金融革命」と言われる理由が分かります。
仮想通貨を投資目的に始めるにせよ、興味本位で調べるにせよ、まずは本で学ぶのが一番良いでしょう。
ぶっちゃけた話、ブロックチェーン技術は、かなり難しく普通の人にはかなり難解です。
私自身も専門書を読んでみましたが、専門用語も多く「これは大学生が読んでも挫折するな」と感じました。
そこで今回は、死ぬほど分かりやすく解説されている本に限定して、仮想通貨(ビットコイン等)初心者におすすめの入門本を紹介します。
目次(もくじ)
ビットコインのすべてがわかる本
ぶっちゃけ、初心者はこの1冊だけ読んでおけばOKです。それくらい分かりやすく、基本知識&仮想通貨の歴史(2017年8月くらいまで)を網羅しています。
この本は『世界一やさしい◯◯』シリーズを出版するソーテック社の本です。
完全初心者向けに、図解で分かりやすくビットコインと仮想通貨、ブロックチェーン技術などについて解説されています。
ビットコインの仕組み、成り立ちから、売買の方法などの基本情報。
ハードフォークについて。ビットコインキャッシュ誕生時の裏側など、かなり突っ込んだ所まで解説しています。
ハードフォーク関連の項目は、専門用語が多く、入門本とはいえ難解です。
ただ、筆者も入門本という事を踏まえているので、技術的な話は適当な所で切り上げて「誰がどういう思惑で分裂が起こったのか」という点に着目して書かれているあたり、初心者にかなり優しい作りになっていると感じました。
特に、ビットコインキャッシュが誕生した経緯は必見です。
仮想通貨を2017年末から始めた人は「ビットコインキャッシュ」が誕生した理由や、ビットコインとの違いなどを理解していない方も多いですからね。
当時は「ビットコインキャッシュ?なんだそれ」
「ニセモノだろ」
「どうせ速攻で値下がりする」
なんて言われていましたが、独立したアルトコインとして今では価値を上げています。
アルトコインについても、基本的なスペック、成り立ちを解説しているので、仮想通貨の基本をしっかり学ぶことが出来ます。
この本で書かれているアルトコインは下記の通り
・イーサリアム
・ライトコイン
・リップル
・NEM
・モナーコイン
・DASH
・ビットコインキャッシュ
残念ながらLISK(リスク)や草コイン(PACやXPなど国内取引所では売買できない仮想通貨)については書かれていません。
また、バイナンスなど海外取引所についても書かれていないので注意して下さい。
とは言え、仮想通貨まったくの初心者が基本をおさえるには、まず、この本を読めば良いと思います。
筆者によるポジショントークや私見が混じっていない点が一番おすすめできる点ですね。
Kindleだと500円前後で買えるのも嬉しいです。
多くの仮想通貨本は、私見やポジショントークが混じっているので注意しましょう。
仮想通貨ブロックチェーン&プログラミング入門
プログラミング入門…となっていますが、基本的にはブロックチェーン技術と仮想通貨について「今後訪れる社会の変化」という切り口で書かれた本です。
漫画とイラスト付きなので読みやすく、技術よりも社会の変化に焦点を合わせているため、文系の方でも分かりやすく読めます。
こちらは入門的な知識に加えて、草コインの投資方法が書かれていたり、フィアット通貨(円やドルなど)の行方までブロックチェーン技術&仮想通貨を絡めて分かりやすく解説しています。
若干のポジショントーク(仮想通貨あげ)があるものの、仮想通貨とブロックチェーン技術が「どんなに凄い事なのか?」という点をしっかり書いています。
仮想通貨の本はマンガ形式、イラスト付きの物が少なく、とっつきにくい中、この本は読みやすさ&社会面をしっかり書いているので、入門本としてオススメしておきます。
あまり参考にならなかった本
私が読んだ仮想通貨の本の中には、筆者の意見が強く出ており、あまり参考にならない本もあったので紹介します。
ビットコインは「金貨」になる
凄まじい仮想通貨あげあげの本でした…。
要約すると「円やドルなどのフィアット通貨はいつでも紙くずになる!仮想通貨 is 神」といった感じ。
一応、全部読みましたが仮想通貨でAmazonやアップルもダメになる!等、はちゃめちゃな理論が飛び出したあたりで「あかん」と思ってしまいました。
一応、世界の仮想通貨に対する姿勢や事件なども扱っているので、まったく参考にならないという訳ではありませんが、筆者はフィアット通貨に恨みでもあるのか? と言わんばかりの強気発言には眉唾ものです。
仮想通貨初心者が読むと「仮想通貨 is 神」の思想に染まってしまうので、初心者向けではありません。
アフター・ビットコイン
こちらは逆に仮想通貨に対してネガティブな本です。
要約すると
「ブロックチェーン技術はガチで凄い。けどビットコインおよび仮想通貨はオワコン」
といった感じ。
前半はとにかく仮想通貨のネガティブ面をガンガン出してきます。
仮想通貨に投資するにあたって、ネガティブな面を見ておく事は重要ですが、筆者の恨みがこもっているのか、とにかくネガティブ一本です。
筆者の私見をスルーしながら、事実だけを汲み取るようにしましょう。
とは言え、ネガティブ面についてこれでもかと掘り下げて書いているので、中級者は読んでおくと身が引き締まると思います。
専門用語も多く、金融に詳しい人でないと読むのが苦痛だと思います。
ただ、銀行や政府がブロックチェーン技術をどう使おうとしているのか? という点については詳しく書かれているので参考になります。
仮想通貨への投資目的の人よりも、金融関係の人が読むのに最適な本かもしれません。
まとめ:とりあえず「ビットコインのすべてがわかる本」を読んでおけばOK
仮想通貨は、とにかく次から次に新情報が出てくるので、ネットで情報収集した方が良いです。
特に草コインへの投資などは、Twitterや仮想通貨ブログをチェックしていた方が有益でしょう。
しかし、ブロックチェーン技術や仮想通貨の基礎知識は、入門本を読んだ方が分かりやすいため、とりあえずビットコインのすべてが分かる本を読むことをオススメします。
追記:
ビットコイン及び仮想通貨の本質的な役割を知りたい方は、下記のブログが非常に読みやすくオススメです。
フラットな視点で、ビットコインおよびブロックチェーン技術がなぜ熱狂の渦をまいているのか解説しています。
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