もしみなさんが「自分で商売を始めよう」と思ったとき、どちらの順序で商売の準備を進めようと思いますか?
- A:先に商品を確保してから売る
- B:先に注文を取ってから仕入れて売る
結論を言うと、Bの「先に注文、後から仕入れ」が正解です。
解説します。この世で最も商売が上手いと言われているユダヤ人は、中世からBのやり方で商売を回してきました。
手持ち資金が少ないので、まずは商品カタログを紙媒体で作ります。それを片手に富裕層相手に口先一つでセールスをして
「うん。君は信頼できるし、この商品が気に入った。いつ買える?」
「1週間後にはお届けできます。ただ、代金は先払い。小切手でお願いします。高額な商品ですので、直接おうちにお届けしますね」
「わかった。では1週間後によろしく」
はい、ここからが勝負です。商品が手元にある訳ではないので、ユダヤ人は超特急で商品のバイヤーに連絡します。
「もしもし、あの時計まだある?」
「もうないよ」
はい、最悪です。せっかく利益をたんまり乗せた注文が取れたのに、売り物がないんじゃ話にならない。
もし1週間後に届けるという約束を破ったら、自分を信じてくれたあの富裕層の顧客をみすみす手放してしまう事になる。
そこでユダヤ人は、機関車を使って東へ西へ飛び回ります。あらゆるバイヤーにあたって、目当ての商品が眠っていないか探すのです。
もちろんレア物であれば、相手もふっかけてくる。そこで交渉術を使って、例えば「自分は富裕層のお得意様リストがあるから、これからも連続で仕入れるよ」などと関係を持ちかけて、何とか安く仕入れていく。
そして1週間後。
「お待たせしました」
「これこれ、最高だね!ありがとう。また良い商品があったらカタログを持ってきてくれ。使用人には君の名前を伝えてあるから」
はい、これで富裕層の信用をゲット。今後、長く長く『利益たっぷりの高額商品』を買ってくれるお得意様の完成です。
この話を聞いて、どう思いましたか?
「行きあたりばったり過ぎる。子供が夏休みの宿題を貯め込んで、最終日にやるような低レベルな話だ」
と思うでしょうか。最初から在庫を揃えて売った方が苦労がなくて良い?
いいえ、残念ながら『在庫リスク』という爆弾を抱えるよりは、東へ西へ、寝る間も惜しんで走った方が圧倒的に良いです。
在庫の恐ろしさを知ろう
商売をやった事がない人は「在庫があまってる」という言葉の怖さをあまり理解していません。
在庫とは、すなわち『働かないニート』のようなものです。家に居座ってゴロゴロとソファーを占領し、貴重な家のスペースを奪う割に、利益を1円も落とさない。
それどころか、クーラーを使ったり風呂に入ったりして、光熱費は毎月かかる。まさに持っているだけでお金を奪う困りもの。それが不良在庫です。
(これくらい可愛ければ良いんですけどね)
もし、この在庫を仕入れておらず、お金が手元にある状態なら? 極端な話、そのお金を株式に入れておけば年4%くらい勝手に増える訳です。不動産にかえれば、年10%のお家賃が入ってくる訳です。
投資は「お金に働いてもらって、お金を稼ぐ」という逆ねずみ講みたいなシステムです。
私はこれ破綻しとるやんと思うのですが、なぜか未だに上手くいっているんですよね。ここ深堀りすると長いのでやめときますが、ともあれ「売れない在庫がある=機会損失」な訳です。
もし時代のニーズを読み間違えて、機会損失がガンガン積み上がったら? タピオカブームが終わってるのにタピオカ店を10店も作ってしまったら?
持っているだけでお金が減るし、手元のお金で新たな商売を始める事もできません。儲からない商売人は、在庫に押しつぶされて死ぬのです。
ここで鋭い商売人は「これ売れないな」と感じたら、速攻で赤字セールなり無料プレゼントに切り替えて、うまく損切りをします。
しかし、もっと賢いユダヤ人は、そもそも在庫を持たなければ、在庫リスクに苦しむ事はないじゃない!と無在庫で注文を取りまくるのです。
こう言うと、メルカリやヤフオクの無在庫転売が思い浮かんで「無在庫なんて、とんでもない!」と反射的に怒る人がいるのですが、そういったルール違反は例外として、無在庫自体は非常に理にかなった商売体系です。この考え方を応用できないか考えましょう。
ケーキ屋さんの場合 → 予約制で季節商品を作る
例えば、期間限定、予約オンリーの季節商品を作る。
ケーキ屋さんなど、食べ物を扱う場合は消費期限があるので廃棄が怖いですよね。特に定番ではない季節モノやイロモノ(キャラクターコラボ商品など)は売れるか否かギャンブルです。
そこで1ヶ月前からの予約販売にする。期間限定で、○日までに予約した人だけに売る形にする。つまり先に注文を取って、あとから在庫を仕入れるスタイルです。しかも、クレジットカードで先に料金を確保しておけば、とりっぱぐれもありません。
これなら利益をしっかり確保できて、在庫リスクを小さくできます。
普段は定番商品を余らない程度に売り、たまに企画をやって予約販売でドカンと儲ける。賢いお店はこういった二刀流かつ無在庫受注をやって儲けてます。
こういう予約注文はクリスマスが主ですが、別にイベントがない時期に「ちいかわコラボ」とか「Vtuberとコラボ」とかやればいい訳です。閑散期に思いつきで変なイベントをやるよりも、予約注文で最悪ミスっても在庫リスクを背負わない形にするのが正解です。
アフィリエイトやコンテンツ販売は『超・無在庫商売』です
ちなみに、私がやっているアフィリエイトやコンテンツ販売は、そもそも在庫が存在しません。文章や音声は電子データなので、無制限に配ることが出来ます。ここが従来の商売と違う点であり、GAFAがボロ儲けしている理由でもあります。
在庫がないという事は、出すだけタダ。失敗しても0円で、逆に成功した時に原価0円なぶん莫大な利益が転がり込んでくる。
ゆえに、副業初心者の人はアフィリエイトやコンテンツ販売をやっている人が多いのです。
ただ、個人的には先ほどのケーキ屋で出したような「イベントコラボ、予約制、先に決済、有形物」を売るのもありかなと思います。
例えば、モテたい人向けに垢抜けファッションを教えている人ならば、自身が取り揃えた服一式(古着)をそのまま着れるおしゃれコーデとして利益をのっけて売る。
予約制にして、1人ひとりに合わせたコーデを一式送るのです。これなら、例え原価1万円であっても、その人のセンス代+マンツーマン代+コンサル代で一式4万円で売ったとしても売れますし、利益も1人3万円と美味しいです。
さらに、コーデを買ってくれた顧客に「今ならコミュニケーション術の講座も、特別割引でご紹介できますよ」と言って、モテる人のコミュニケーション術0→1みたいな講座を7万円で売る。これで顧客単価は10万円。10人に売って100万円。こんな展開もできますね。
在庫リスクを背負って古着屋を展開するよりも、よっぽどリスクなくスモールビジネス起業ができます。
さて、まとめます。
結論:在庫を仕入れるな。注文を取ってから在庫を仕入れろ!
今日はこれを覚えて帰ってくださいね。
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