中古マンションのデメリット【実際に住んでいる私が紹介】

「新築マンションより中古マンションの方がお得です」

「新築マンションには広告費など『新築プレミアム』がついてるので、購入した瞬間に2割価値が落ちます」

このような『新築より中古がお得論』って、よく耳にしますよね。

ビジネス雑誌で特集されたり、ネットメディアのコラムで書かれていたり…。

参考:「新築マンションは絶対買うな」不動産業者がバラす怖いカラクリ 女子SPA!

確かに、彼らの言っていることは事実です。

コストパフォーマンスを理論的に考えれば、新築より手頃な中古マンションの方がお値打ち価格ですので、トータルコストは安くなります。

しかし、実際に中古マンションを購入した私が断言します。

『中古マンションの購入も良い事ばかりではないですよ』

いや、マジで。

私も「中古こそコスパ最強、新築を買うのは情弱」という思考でしたが、実際に買ってみたら、

「これもう得だったのか何なのかわかんねぇな」

というモヤッとした結果になりました。

今回は、中古マンションのデメリットを紹介します。

嫁との話し合いが不十分だと夫婦喧嘩になる

中古マンション購入において、私が一番デメリットだと思ったのがこれ。

「嫁との話し合いが不十分だと、絶対に喧嘩になる」

特に、夫が中古派で嫁が新築派の場合

『ソ連 VS アメリカ』並の冷戦

に発展する恐れがあります。核戦争一歩手前まで行きかねません。

本当にね、夫婦の話し合いって大事。

購入前に新築か中古か、予算はいくらかっていうのは、夫婦でガチガチに固めておくべきです。

家具購入の時は、失敗を踏まえて、事前に予算表を作り効率的に話し合いできたんですけどねー…。

こういう努力、マジでおろそかにしちゃダメです。

▼ 家具を購入する時に作った予算表

マイホーム購入というのは、女性にとって一大イベントなんですよ。結婚式と同じくらいビッグイベント。

「私は何でもいい」「旦那に任せる」といった適当OKの買い物ではないんですよ。

我が家のマイホーム戦争(新築 VS 中古)

うちの場合は、私が中古希望、嫁が新築希望でした。

まさしく「資本主義 VS 共産主義」レベルの価値観の対立です。

目星をつけたマンションのモデルルームに行って「うわー、新築最高!」と嫁のテンションアップ。

しかし、私は中古のほうがお得じゃん…と思っていました。

嫁「新築にすべきでしょ!予算も合ってるし!」

私「いや待って。このマンションは新築でお手頃価格だけど、ノーブランドのマンションだから将来的な資産価値は微妙だ」

嫁「うーん…」

私「中古でブランド力のあるマンションがいいよ。価値も落ちにくいし」

~ここから戦争が勃発~

……

~終結~

嫁「じゃあ、そのかわりフルリフォームさせてね」

私「わかった(リフォーム代は300万くらいかな?)

この後、とんでもない悲劇が起こります。

それは、フルリフォームしたら総額500万かかって新築とあんま値段変わらないという『リフォーム事件』です。

その時の詳細は、下記で書いています。

・【体験談】中古マンションをリフォームする時の注意点。値段だけで中古リフォームを選ぶ前に知っておくべき全知識

男性と女性で「マイホームに求めるもの」は異なる

マイホームを購入する時、女性はコスパだけでなくデザインや家の雰囲気など、男性が気にもかけない所を見ています。

その視点のズレが悲劇を巻き起こします。

男からすれば、マンション購入時に見るポイントは

  • 立地
  • 資産的価値
  • 予算との兼ね合い
  • 間取り、向き、階数など部屋のスペック
  • 管理組合のクオリティ

このように、実用性メインですよね。

一方、女性の場合は人にもよりますが、

  • 部屋全体のデザイン
  • マンションの雰囲気
  • エントランスの優雅さ
  • その部屋で生活した時のセルフイメージ
  • キッチン等の設備・デザイン
  • モデルルームに行った時のテンション

上記のように、デザイン・ライフスタイル重視の視点を持っています。

男性が「住めればええねん」というスタンスですと、100%すれ違いが起こります。

うちの場合は、これが面白いくらいすれ違いまして…。

我が家は中古マンションを買ってリフォームするというスタイルだったのですが、

嫁「キッチンは御影石(100万以上)がいい」

私「御影石!?」

とかね。

他にも、キッチンは最新がいい、風呂も最新がいい、その他あれこれ…

嫁「こんなに大変なら新築買っとけば良かったね」

私「まじで、それな…」

最後は、こんな感じでヘトヘトになってしまいました。

そもそもマイホーム購入というイベントでは、お互いに考えるべきポイントが多く、購入前に真剣10代しゃべり場並に議論を重ねる必要があります。

勢いとノリで中古マンションを買うと危険(当たり前)

これを「えいやっ」と購入してからやっちまったもんですから、もう最悪です。

本当は購入前にキッチリお互いの希望を詰めるべきでした。

「マイホームは4回買わなきゃ、完璧なものは出来ない」

とよく言いますが、まさにそれ。

  • 初めてのマイホーム購入。何を決めればいいのか分からない。
  • とりあえず新築マンションより中古マンションがお得でしょ
  • 予算と立地、ブランドをチェックすればOK

この程度の認識で突撃したのが大間違いでした。

お互いに譲れないものがあり、議論がだんだん夫婦喧嘩になっていくと、もう最悪。

「嫁が新築派、旦那が中古派」ですと、なかなか溝が埋まらず、冷戦になります。

ソ連VSアメリカですよ、もう。核戦争ギリギリのキューバ危機状態。

せっかくのマイホーム購入なのに、お互いに精神的負担がドカンと来て、いや~な思い出になってしまいます。

旦那も嫁も、夫婦揃って新築派なら、このような事態は起こりません。

「新築いいね♪」で終わりです。

お得さに釣られて中古マンションを買った私ですが、次回は嫁との対立を避けるために、新築マンションを購入すると思います。

多少割高でも、嫁のテンションが上がるなら、安いものです…!マジで。

中古マンションは住み始めてから不便な所が出てくる

中古マンションって、意外と住み始めてから「あれ、ここ不便だな」って思う点が出てくるんですよね。

我が家の場合は『カビ』の問題に悩みました。

風通りが悪いのか、内廊下じゃないから気温差が大きいのか、とにかく玄関の湿気がすごい。

下駄箱がカビてしまい、カビのひどい冬場は靴を保管できないという問題が発生しました。

さすがにカビまで予想は出来ませんでした…。

角部屋ですと、外気の影響を受けて窓に結露ができやすいんですよね。それがカビの原因になっているようです。

角部屋って、良いことばかりでは無いんだ…と思いました。下記の記事でも詳しく書いています。

【実体験】マンション角部屋のメリット・デメリット【分譲マンション】

これが新築なら、不動産会社のサポートが受けられるのですが、中古ですと売り主が個人なので非常に難しいです。

大抵の場合、対策費用は自腹になります。

キッチンや風呂などの設備が最新じゃない

当然ですが、中古マンションの場合、キッチンや風呂、食洗機などの設備は最新ではありません。

築15年目くらいまでなら、型落ちでも十分使えますが、やはり最新機種と比べると劣る部分もあります。築20年超えなら、なおさらです。

そのためリフォームで設備一新する家庭が多いと思いますが、フルリフォームすると700万以上かかります。

中古マンションで価格をおさえても、リフォームで700万も支払ったら、新築との価格差は一気に縮まります。

おまけに、リフォームって資産価値的にはあんまり上がらないんですよね。

売る時にリフォームした分、上乗せしてをしても、あまり売れ行きが良くない…というのが現実です。

中古マンションの場合「リフォームするなら自分でやるから、とにかく安く買いたい」という層が多いので、リフォーム代は売却価格に上乗せしても半分(350万)くらいですね。

だったら、新築マンションの方がコスパ良いんじゃない? という話になります。

中古マンションがお得というのは、あくまでリフォーム費用を抑えた場合です。

フルリフォームをすると、ほとんど新築を購入したのと変わりませんよ。

参考までに、下記の記事にてリフォーム代を含めたトータルコストの比較をしています。

・東京で築15年の中古マンション購入は得?10年住んだ時のコストを賃貸と比較してみた

中古マンションのメリットは当然あります

…と、ここまで中古マンションの問題点を語りましたが、もちろん中古マンションを買って良かった点もあります。

完成物件の部屋を見ることが出来る

新築マンションの場合、マンション完成前に販売がスタートするので、完成物件の部屋を見学する事が出来ません。

モデルルームはあくまで参考にしかならず、日当たりや騒音、景観などは実際に住んでみてから分かる点が多いです。

その点、中古マンションであれば、実際の部屋を見れますから、日当たりや騒音、周囲の環境なども含めてチェックできます。

住んでからのギャップが小さく出来るのは、良い点ですね。(さすがに、冬のカビの発生しやすさは分からなかったですが…)

100万前後の値引き交渉が出来る

中古マンションの売り主は個人ですので、当然、価格交渉は可能です。

皆さん、相場より300万くらい高く出してから、徐々に下げていく傾向が強いので、下がりきった所でもうひと押しの値引き交渉を入れると、少しだけ相場より安く購入できます。

これは新築マンションでは出来ない交渉ですね。

相手が個人だからこそ出来る芸当です。

もちろん、200万値引きなど無茶な指値は難しいですが、売り急いでいる人もいるので、押してみて損はありませんよ。

私も120万ほど値引きの指値を入れた所、無事に通りました。

値引き交渉のコツはこちら↓

・中古マンション購入時の値切り交渉はいくらまでOK?実体験からコツを教えます

マンションの管理状況をチェックできる

新築マンションの場合、管理組合がキチンと機能するか否かはギャンブルです。

管理組合が適当ですと、修繕費が足りなくなって修繕一時金を払うハメになったり、『スラムマンション』になってしまう危険性があります。

中古マンションなら、管理組合が機能してるのか。マンション管理(清掃や管理組合の告知など)はしっかり行われているか、チェックできます。

これ、結構デカいですよ。管理が適当なマンションに資産価値はありません。

新築マンションは10年くらいで売って、別のマンションに引っ越すヤドカリスタイルなら気にしなくて良いですが、20年~30年住むつもりなら、管理組合のチェックは大事です。

まとめ:新築プレミアムは嫁を喜ばせるための経費です

まぁ、色々書きましたが、やっぱり女性は新築好きの方が多いですので、

新築プレミアム=嫁を喜ばせるための経費…と考えるのもありだよ!

と私は思います。

日本人の築浅至上主義も、まだまだ健在ですし、新築マンション=大損な買い物…というのは、大げさすぎるんじゃないかな? と思いました。

都心の交通アクセスが良いマンションなら、新築=損という訳でもありませんし、最上階など希少性の高い部屋なら下落率も低くなります。

「マンションは中古がお得!新築買うのは情弱!」

なんて雑誌の特集をうのみにせず、嫁の幸福度も考えて、トータルでどっちが得か考えて判断して下さいね。

マイホームは得か否かではなく、家族が幸せになるための買い物なのですから。