月100万以上を稼ぐ中学生『キメラゴン』はギグ・エコノミーの始まりを告げる警笛だ

どうも、クロネコ屋です。

先日、伸びシロサロンというブロガーサロンのオフ会で、噂の月100万以上を稼ぐ中学生、キメラゴンさん (@kimeragon01)と偶然会う事が出来ました。

彼は中学生ながらブログやnote…いわゆるネット広告や情報発信で稼ぐスーパー中学生です。Yahooの特集記事で大きな注目を浴び、Twitterはフォロワー2万人超え。

収入は表題の月100万どころか月収500万を超えるという、大人も真っ青の凄まじい中学生です。

彼のやってきた事を書いたnote(電子書籍)↓

彼の実績については、わざわざ言うまでもないので省略しますが、彼を見て「すごい中学生が出てきたな!でも特別なケースだろう」と思うなかれ。

実は、彼ほどでなくとも、中高生ながらフリーランスとして稼いでいる人は、徐々に増えてきています。

最も目立つ例で言えば、YouTuberですね。

YouTubeは中高生であっても、ドカンと当たれば月100万以上の広告収入なり投げ銭なりを稼ぐことが出来ます。まさしくリアルタイムで月7桁稼ぐ中高生が生み出されている前代未聞のプラットフォームですね。

他にも、目立たない所ではプログラミングやデザイン、ブログ、動画編集などで稼いでいる中高生もいます。

YouTubeをはじめネットの市場がここまで大きくなれば、当然、サムネ作成や動画編集で稼ぐ人も出てくる。そして、その多くは年功序列の会社員と違い、年齢がまったくハードルになりません。

稼げるか否かはスキルと実績次第です。プログラミングも言わずもがな。

さて、アラサー以降の大人世代から見て、彼らのような「月100万以上稼ぐ中高生」は異様だと思いますか?

頷く人は多いと思います。実際、キメラゴンさんが掲載されたYahoo記事のコメントでも反発の声は少なくありませんでした。

月収6桁の中学生ブロガー、「就職したくないから稼げるようになりたい」(HARBOR BUSINESS Online) - Yahoo!ニュース
「好きなことで、生きていく」が徐々に浸透する時代に、最近SNSで注目されはじめた中学3年生がいる。ネットを通じて毎月10万円以上の収益を上げるキメラゴンさんだ。ブログ、ツイッター、note、YouT - Yahoo!ニュース(HARBOR BUSINESS Online)

キメラゴンさんの価値観(存在)は、現時点では反発がかなり大きいと思います。

なぜなら「学生は学生らしく、勉強して遊んで、部活やって青春しなさい」という従来のロールモデルから著しく逸脱していますからね。自分たちの歩んできた道とは、あまりにも違いすぎる。異質すぎる存在は認められないのが人間です。

しかし、中高生のうちから大金を稼ぐ、あるいは稼げるスキルを身につけて学生のうちにフリーランスとして案件をこなし実績を積んでいく…という価値観は、今後当たり前になっていくのでは? と私は予想しています。

根拠は3つ

  • 個人でも稼げる道が開拓されつつある
  • 事業にチャレンジするハードルが大幅に低下した
  • 終身雇用制度の崩壊、ギグ・エコノミー社会の到来

今回は、キメラゴンさんの登場から垣間見える『働き方と社会の変化』について語ります。




キメラゴンは働き方の変化の象徴

私はキメラゴンさんは『働き方の変化の象徴』だと思ってます。

まず、今まで中学生で月に100万円以上を稼ぐ手段は、売れっ子の子役になるくらいしか道がありませんでした。

しかし、今はキメラゴンさんを始め、中高生の人気YouTuberしかり、年齢に関わらず月100万円を稼ぐ個人プレイヤーが増えてきているのです。

「それはレアケースで、普通の子は稼げないぞ!」という議論はさておき、大金を稼ぐことに年齢が関係なくなってきているのは事実ですよね。

これは『年齢や属性に関わらず、個人で稼ぐ手法が開拓された時代』とも言えるのではないでしょうか。

YouTubeやTwitter、インスタグラムといったSNSの普及。そして、それに伴うネットへの広告需要。さらにnoteやライブ動画配信における投げ銭システムなどによって

  • 個人で集客する
  • マネタイズする

というビジネスに必須の2大プロセスが、以前に比べて非常に手軽に出来るようになりました。

その結果『学生時代は必死に勉強して、いい大学に行って大企業に就職』という定番ルート以外の道が現在進行系で一気に開拓されているのです。

おいおい、これが真の働き方革命じゃないか!と私はキメラゴンさんを見て感じましたね。

「残業をやめよう、サマータイムを導入しよう」みたいな、政府主導の牛歩より遅いしょ~もない働き方革命ではなく、SNSと新世代のコラボレーションによる真の働き方改革です。

それが外資の黒船(Google、Twitter、Facebook)によって成されるあたり、時代は巡るものだと感慨深いものがあります。

画像:日本に開国を迫ったマシュー・ペリー

ともあれ、中学生だろうと不登校だろうと、そんなの一切関係ない。個人で名を上げて稼げ。個人で食っていけるスキルを身につけて、学生のうちから実績積んで突き抜ける。

そういうワイルドな動きが今後も加速するんじゃないでしょうか。

現代ほど起業が楽にできる時代は無い

もちろん、成功するのは大変です。競争も激しいですし、高度なマーケティングスキルや企画力、圧倒的な一芸などが求められます。

しかし、チャレンジするハードル自体は非常に低くなりました。

YouTubeなんてiPhoneで動画を撮ってアプリで編集してアップロードすれば良いだけですし、ブログだってやり方を見ながら設定するだけ。

SNSに関してはアカウントを開設すれば即スタート(…というか、学生は日常使いしてますよね)

もちろん借金も在庫も入りません。必要なのはスマホ、PC、最低限の知識だけ。

未だかつて、こんなにも簡単にビジネスを立ち上げる事ができる環境があったでしょうか?

ネットが無い時代だったら中学生が起業したいと言っても「じゃあ店の手伝いやりな」と言われて終了でした。「月100万稼ぎたい」なんて言ったら笑われたでしょう。

やがてブログが登場して、2chまとめブログで荒稼ぎする中高生が現れました。しかし、その時代はネットで稼ぐ事自体がアングラで、表立って出てくる人はいませんでした。

翻って現代、人気YouTuberしかりキメラゴンさんしかり「学生だけど、めっちゃ稼いでるよ」と公言する10代がドンドン出始めている。

その声が広がれば広がるほど、10代から稼げる存在に憧れる人が増えて「ガンガン個人で稼げるようになろう!」と思う人も増えていくでしょう。

そして5年後~10年後には『会社員として一生勤める』という、終身雇用前提のワークスタイルは消滅。

アメリカのようにスキルを持ち運びながら、会社員をやったりフリーランスをやったり、柔軟に働き方を変化させていくワークスタイルが主流になると思います。

これは今後の生き方&働き方を描く「ライフシフト」でも書かれている未来予想ですね。

5年後には高校生~大学生の進路として「起業なんて無理。どうせ会社員やるなら大企業だよね」から

「就職するかフリーランスでやっていくか迷うなぁ」

くらいの温度に変わるかもしれません。

高卒~大卒時に就職組と起業(フリーランス)組で半々くらいに分かれる。信じられませんか?

しかし、あのトヨタですら「終身雇用制度の継続は厳しい」と言っているのを鑑みれば、大いに有り得る未来です。

「終身雇用難しい」トヨタ社長発言でパンドラの箱開くか
「終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」。トヨタ自動車の豊田章男社長の終身雇用に関する発言が話題を呼んでいる。日本企業は労働者に優しいとされる「日本的雇用」との向き合い方を模索せざるを得なくなっている。

終身雇用制度が終わる理由は、ちきりんさんの下記の解説が分かりやすいです。

まだ未読の方は必ず読んでおいて下さい。(かなり重要な事が書かれてます)

学生はバカではありません。

自分たちの世代では、正社員の特権を使って逃げ切るスタイルが、もはや出来なくなる。仮に正社員になっても、会社の業績次第でハシゴが外されるであろう事実に薄々気づいています。

そんな不安の中、キメラゴンさんのような、若くしてガンガン個人で稼ぐ人を目にするようになったら?

「フリーランスを目指す」という進路を選ぶ人が増えるのではないでしょうか。

一番ヤバいのは「持ち運べるスキル」「実績」を持たない人

上記のような社会が訪れた時、一番ヤバいのはスキルも実績も持っていない人です。

キメラゴンさんを見て「稼げるのは今だけ!」「調子にのるなよ!」と指摘してる人も多いですが、彼は既に

  • 『中学生で稼いだ』
  • 『中学生で事業に挑戦した』
  • 『Yahooで特集された』
  • 『フォロワー2万人超え』

という様々な実績を持っています。

何の実績もない、スキルもない、あえて言うなら学歴しか無い…といった人と比べたら、キメラゴンさんの方が圧倒的に無形資産を持っています。

今後は「私はこれが出来ます」「こんな事をやってきました」とハッキリ言える人が有利になり、ただ学校に行って大人に言われるがままボーッと受け身で過ごしてしまった人ほど危険だと思います。

「俺は○○商事だぞ」と会社の肩書しか取り柄が無い人が、いざ終身雇用のハシゴ外しでリストラされたら、どうするのでしょうか?

会社から放り出された時、何の実績も稼ぐスキルも無ければ、一気に転落する。そんなリスクを背負うくらいなら、賢い10代は技術を学んでフリーでも食っていける道を選ぶと思います。

キメラゴンが示すのは実力勝負のギグ・エコノミー社会

キメラゴンさんの登場が示しているのは、いよいよ働き方が次世代にシフトしつつあるという事です。

いわゆるギグ・エコノミー社会の到来ですね。

ギグエコノミー(Gig Economy)とは、インターネットを通じて単発の仕事を受注する働き方や、それによって成り立つ経済形態のこと。ネット仲介で配車サービスの運転手になったり、ネット経由で企業からデザインやサイト制作、コンテンツ制作、便利屋サービスなどを受注したりというように、非正規労働で一回一回仕事を請け負う就業形態の広がりを指します。

引用:ギグ・エコノミーとは

正社員という雇用の保証が無い代わりに、技能と実績次第で給料は青天井。年齢も学歴も関係ない、すべてが実力で決まる『圧倒的な実力社会』が迫っているという事です。

「月100万以上を稼ぐ、ちょっとイロモノの中学生が出てきた」

くらいに思っていると社会の変化に置いてかれますよ。

これから優秀な10代がドンドン市場に入ってきて、大人と競争し始めるでしょう。気を引き締めてかからないと「近所の中学生より稼げない」なんて事態に陥りかねません。

私も含め、一層、気を引き締めて自分を磨いていかなければいけません。危機感を持って、ガンガン勉強。スキルを身につけて個人で稼げるようになりましょう。

▼ 今回の記事を書くきっかけになったツイート

追記:

私は彼の存在を『年齢関係なくスキルで決まる、実力社会のギグ・エコノミー到来の警笛』として捉えましたが、皆さんはどう思いましたか?

もしよろしければ、皆さんのキメラゴンさんへの印象・感想をTwitterにて教えて下さい。

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